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仏教文化におけるメディア研究会 第2回定例会 (通算第3回)

場所 : 2013年5月15日14:50~16:20 綜合仏教研究所研究室1
出席者 : 森,金,藤近,大澤

仏教文化におけるメディア研究会の第2回定例会では、次の案件について議論を行いました。


2003年5月15日(水)
於:綜合佛教研究所研究室1




平成25年度 仏教文化メディア研究会 第2回定例会



1 共同研究会の趣旨について

第二回定例会では、現時点における研究構想を説明し、出席した研究員と意見交換を行いました。


2 仏教メディアの定義

仏教メディアとは、不特定多数の人々に向けて仏教関連の情報を表現し、伝達するための、あらゆる媒体手段やそれによって生じる仏教関連のコミュニケーションを包括する概念である。

(1)狭義の仏教メディア ― 仏教教団による教化を目的として再話/創作された情報を伝達する媒体。

(2)広義の仏教メディア ― 仏教を素材として再話/創作されたメッセージを情報する媒体。


3 第二回定例会における森研究員の発表内容について

第2回月例会では、森研究員が話題提供者となり、以下の内容を紹介すると説明しました。

(1) ローマン・ヤコブソンのコミュニケーションモデルを用いたメディアという概念の紹介。

(2) 本研究設立申請書の読み合わせ。

(3) 研究代表者が本研究テーマの発想に至った理由。


4 メディア論のポイント

メディア論は、単にメディアという物質的な側面だけを論じるものではありません。

メディアという接触物を介して生じる、諸個人間のコミュニケーションに着目することが重要になります。


5 研究目的

本研究会では、次の二点の考察に重点を置きます。

(1) 仏教メディアの定義と概要に関する整理。

(2) メディアを介したコミュニケーションによって現ずる仏教をめぐる言説や視覚表現についての考察。

(3) それによって形成される仏教の表象に関する考察。
 

6 研究構想の根幹
(1)古代インドから連綿と続く情報伝達や表現手法の解明

メディアといってもその範囲は広いため、さらに研究テーマを絞りこむ必要があります。

今後、各メンバーの研究発表を把握し、研究会の方向性を修正していきますが、一方で研究代表者が、一貫してこだわりたいのは、本研究会によって、現代の仏教メディアに継承された、古代インドから蓄積されてきた情報伝達や表現手法のノウハウを解明することです。

仏教メディアであるためには、メディアが変わっても仏教的であるための要素が存在するはずです。

一体それが何かを、本研究会では考察していきます。


(2)メディアの言説と表現から見た仏教観の変遷

もう一つの課題として、本研究会は、メディアコミュニケーションにより、変容してきた仏教の言説や表象についても論証します。

特定の社会共同体、集団、諸個人の信仰的欲求や需要が、時代ごとにどのような仏教観を形成させてきたかを、メディアに現れた言説や表現を分析しながら考察します。


6 仏教メディア研究という分野の確立

研究代表者が仏教絵本に関する博士論文の調査をはじめた当初から、仏教メディアに関連する直接的な先行研究は存在しませんでした。

言い換えれば、それは、仏教メディアという概念がいまだ提唱されず、この分野がほぼ未開拓の状態であることを意味します。

しかし、すでに仏教文学や新宗教のメディア戦略といった研究は行われており、隣接的に関連する先行研究は存在していることから、将来的に研究的需要の高まる分野であることは間違いありません。

このような状況を踏まえ、研究会では、仏教メディアを定義する概論と各研究員の専門分野を生かした各論という二部構成で最終的な研究報告を取りまとめることにします。


7 各研究員の研究テーマについて

まだ検討の段階ですが、金研究員、大澤研究員、藤近研究員からそれぞれの研究テーマについて話してもらいました。

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プロフィール

HN:
大正大学 仏教文化におけるメディア研究会
性別:
非公開

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