大正大学綜合仏教研究所 輪廻思想研究会編
『輪廻の世界』本研究会に所属する藤近研究員の執筆論文が収録されています。
青史出版 2001年8月10日 A5判 430頁
定価 9,975円(本体9,500円) 重版出来
ISBN978-4-921145-10-1 C3015
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青史出版ホームページインド・中国・日本・西洋に見られる輪廻思想を中心に様々な
人間観や解脱への道を総合的に研究。
元来「人間」という言葉は仏教の翻訳語で、輪廻の一過程を
示している。本書は、語源である輪廻思想や仏教を究明しながら、
二十一世紀の新たな人間学を提唱する。
十二名の気鋭の執筆者が「死後の世界」観に迫る斬新な書。
【目次より】
第一部 輪廻をめぐる諸問題
輪廻思想の研究目的=藤近恵市
輪廻思想の質的転換から新たな人間学への展望=藤近恵市
第二部 輪廻の諸相
《インド編》
『倶舎論』と輪廻説・阿部真也
大乗仏教成立の思想背景・藤近恵市
阿頼耶識と輪廻説・平賀由美子
ヒンドウー経における輪廻思想をめぐる諸問題・小山典勇
《中国編》
法蔵華厳思想における特徴としての因果解釈・舘野正生
中国仏教における輪廻について・高橋裕美
中国における輪廻思想の受容・横井克信
『水滸伝』に見られる中国の死生観・玉山元信
《日本編》
葬式仏教と輪廻の問題・小山典勇
輪廻神学の可能性・久保紀生
《西洋編》
西洋神秘思想における輪廻観・合田秀行
西欧人の考える前世と死後の世界・柳堀素雅子
近代ヨーロッパにおける「輪廻」理解・臼木悦生
第三部 《誌上トーキング》 輪廻の世界を巡り歩いて
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